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睡眠時無呼吸症候群(SAS)
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>睡眠時無呼吸症候群(SAS)
◆休診のお知らせ
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5月26日(土)
先生の都合により、
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になります。
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6月29日(金)・30日(土)
学会の為、
休診
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【午前】
受付 8:30〜12:00
診療 9:00〜12:30
【午後】
受付 2:30〜6:00
診療 3:00〜6:30
予約方法
SAS外来を
初めて受診される方(他院からの紹介、自覚症状など)
は、必ずお電話にて予約日の確認をしてください。
村田 桃代 (Momoyo Murata)
認定内科医
認定産業医
日本睡眠学会睡眠認定医
日本内科学会
・
日本睡眠学会
・ 日本人間ドック学会
1992年 獨協医科大学卒業
1992年
自治医科大学附属病院
にて内科初期研修
1994年 自治医科大学附属病院集中治療部シニアレジデント
1995年 虎の門病院麻酔科レジデント
1996年 自治医科大学附属病院集中治療部シニアレジデント
1997年 米国留学
1999年
ブリガム&ウィーメンズ病院
ハーバード大学リサーチフェロー
2000年〜2009年 医療法人 恒貴会
協和中央病院健康医学管理センター勤務
2009年6月 日本睡眠学会睡眠認定医
あなたの身近に大きないびきをかく人はいますか?
そのいびきが突然静かになり、よく見ると呼吸が止まっていることはありませんか?
もしそのような状況を何度も見かけるようでしたら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがあります。
睡眠時間をしっかり取っているにも関わらず昼間の眠気が強い、朝すっきり起きられない等の症状が有り、日頃から大きないびきをかく(呼吸が止まる)と言われている方も是非検査をおすすめいたします。
まずはご自宅で出来る簡単な検査からその可能性を確認できますので、お気軽にご相談下さい。
SASが疑われる場合は1泊の精密検査(終夜睡眠ポリグラフィー)を行います。
当院では担当技師が一晩中、適正な形で検査が出来ているかどうかを別室で監視しながら(フルアテンド方式)検査を行うことで検査の精度を可能な限り高めるよう努めております。
診断が付いた後もSAS外来の専属医、耳鼻咽喉科専門医、さらには高血圧や不整脈を含め何らかの心疾患の問題を抱えた方には循環器内科専門医が併診することでトータルに治療を行っていきます。
SASは決して珍しい病気(病態)ではありません。
当の本人が眠っていて気づかない間に、毎晩、身体に大きなダメージを与えていくSASをできるだけ早く見つけて、対処していくことが必要です。
開院後5年目に入りましたが、県内では数少ないフルアテンド(終夜監視下)で睡眠ポリグラフ(PSG)検査を行う施設としてスタッフ一同、可能な限り質のよい検査を心がけてきました。監視がなくてもPSG検査は可能ですが、監視下で行うことで、その検査の情報量や精度は格段に上がります。今後も引き続き検査、診断に力を入れてまいります。
そして睡眠時無呼吸症候群は診断しただけでは意味がありません。無呼吸症の診断がつけば、少しでも無呼吸状態を減らすような努力を、その重症度に応じて行うべきです。
治療の目的は大きく3つあり、
1.自覚症状(たとえば眠気、不眠など)がある方はその改善、
2.毎晩知らず知らずに進行する動脈硬化や臓器障害を食い止めるため
(高血圧症を治療するのと同じ意味合い)、
3.ご家族を安心(安眠)させるためです。
当院ではより適切な治療を選択し、目的を達成できるようにお手伝いをさせていただき
ます。
睡眠時無呼吸症候群以外にもナルコレプシー、レストレスレッグス症候群、
その他の睡眠障害の診療も行っております。
よく眠れずに困っている方、日頃眠くて仕方ない方など睡眠に問題を感じている方は
是非ご相談下さい。
睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)は睡眠中に本人が全く無意識のうちに幾度となく呼吸が止まってしまう病気です。
これは、睡眠中は誰しも喉の筋肉がゆるみ、舌が垂れ下がって空気の通りが狭くなりやすいのですが、肥満の人、扁桃が大きい人、顎が小さい人などの場合は、気道がさらに極端に狭くなり、あるいは完全に塞がり無呼吸が起きやすくなります。
医学的に1時間当たり
5回以上
の無呼吸(低呼吸)が確認された場合にSASと診断されます。
さらにSASは「閉塞型」「中枢型」「混合型」に分けることができます。
「閉塞型」
「閉塞型」は何らかの原因で後頭部〜上気道が塞がるので、前述した肥満・扁桃が大きい人に見られるSASの中では最も多いタイプです。
「中枢型」
「中枢型」は脳の呼吸をつかさどる中枢部分の働きの異常や心疾患などが原因で起こります。
「混合型」
「混合型」は「閉塞型「中枢型」が混在しているタイプで基本的には「閉塞型」と変わりません。
SASを疑って来院される方は、「いびき」や「寝ている時に呼吸が止まる」ことを指摘されて受診されます。
その他に、下表に書いてある症状を訴えられることがあります。
SASの真の恐ろしさは本人が自覚しないで進行する合併症にあります。
無呼吸の状態、体の中では血液中の酸素が不足します。
そこで酸素を全身に行き渡らせる為、血液の循環を早くせねばと体は血圧を上げたり、心拍数を上げたりと心臓にかなりの負担をかけることになります。
その結果、狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞を起こしやすくなります。
健常者に比べると3〜5倍の発症頻度になります。
睡眠中の突然死の中にもSASが関係していると考えられるものが多くあります。
また、日中の「眠い」「だるい」という状態は集中力、記憶力、判断力が鈍りますので仕事にも影響がでてきます。
ミスが多いことはもちろん、車の運転中での居眠り事故を起こしやすくなります。
これは酔っ払い運転と同じくらいの危険性を持っています。
日本人の人口の、約2〜4%にSASが認められ、このうち80%の人は働き盛りの中高年男性とみられています。
パルスオキシメーターは、動脈血酸素飽和度(以下SpO2)を測定します。
SpO2とは動脈血液中の酸素の量を反映しているものです。
血液中には酸素を運んでいるヘモグロビンという物質が存在します。
このヘモグロビンは酸素と結合していないときは、赤い色を吸収し、酸素と結合している時は赤色をあまり吸収しないという特徴があります。この色の違いを光センサーで測定することで、血液中の酸素状態を評価できるのです。
SpO2の程度をイメージしやすくするために登山を例にしてみたいと思います。
普通に健康な人が平地で暮らしている場合、SpO2の値は96%以上となります。
高い山に登るほど、酸素は薄くなり、血液は酸素を取り込みにくくなります。
標高1500m(だいたい富士山の2合目付近)まで登るとSpO2の値は92%に、富士山山頂(3776m)に登ると86%、エベレスト山頂まで登ると73%ぐらいになるそうです。
SASになると呼吸が止まってしまうため、体の酸素の濃度が低下していき、登山をしているのと同じような低酸素状態になります。
重症SASになると、SpO2が70%以下になることもあります。
この状態が毎晩続くわけですから体には大きな負担をかけますし、朝起きて体がだるかったり、熟睡感がなくても無理はありません。
パルスオキシメーターは自宅で睡眠中、無呼吸により何回、酸素濃度が低下したかが簡単に測定できます。
しかしこの方法では、睡眠の状態(深い睡眠が得られているか)までは検査できないので、睡眠ポリグラフ検査という精密検査を行う必要があります。
睡眠時無呼吸症候群の検査をどのように行うかを説明します。
この検査は睡眠ポリグラフ(ポリソムノグラフィー)と言います。
絵のように、頭や顔、胸やお腹、指、脚といった場所に電極やセンサー類をつけていきます。
では、なぜこんなに着けなければならないのかといいますと、これらすべてのものが睡眠状態で呼吸の状態を把握するために必要なものだからです。
頭の電極は脳波を見ています。
脳波とは「何か」と思われる方が多いと思いますが、人間は活動に伴い脳から微弱な電気信号が出ており、随時変化していきます。
睡眠も同様にその深さに伴い脳の活動パターンは変化していきます。
その波形を解析し、どれくらいの睡眠の深さをとっているかを調べています。
次に顔につけた電極やセンサー類ですが、眼の動きや筋電図(歯ぎしり)、鼻呼吸の有無、いびきなどを調べています。
なぜ目の動きや筋電図が必要なのかと不思議に思われる方がいるかと思います。
目の動きや筋電図は睡眠ステージを判断するのに用います。
特にREM睡眠といわれる俗にいう、夢を見ている睡眠の判定や覚醒反応の確認に有用です。
胸・腹につけたセンサーは、胸呼吸・腹呼吸を行っているか、呼吸が止まっていないか、心電図は不整脈や寝ている間の心拍数の変化を調べます。
仰向けで寝ると無呼吸の発生頻度が高くなる場合があります。
指につけたセンサーは、前述したパルスオキシメーターと同じものであり、体の酸素の状態を調べています。
足につけたセンサーは、足の動きを見ています。
足が周期的に動くことで睡眠障害を起こすことがあり、これを調べています。
以上これらのものをつけた状態で寝ていただき、一晩検査を行い、総合的に睡眠状態を把握していきます。
そして無呼吸のレベルが閉塞型か中枢型か、さらには重症度などについて解析していきます。
睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、どのような治療方法があるか…
『閉塞型(OSA)』といわれる場合
(1)生活習慣の改善
無呼吸が軽症である場合には、生活習慣を変えるだけで睡眠時の無呼吸が軽減することがあります。
改善策として減量や飲酒の制限、禁煙、精神安定剤服用の制限、睡眠中の体位の工夫などがあります。
(2)CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)
中等から重症の無呼吸症の第一選択治療に用いられるものです。
CPAP(シーパップと読みます)は、睡眠時に簡単な鼻マスクを装着し、一定または可変する圧のかかった空気を、鼻からのどに送り込む治療方法です。
それにより、ふさがった気道を広げ、空気が肺にスムーズに流れ、呼吸が出来るようになります。
図は、呼吸が止まっている状況を表したものです。
このように気道がふさがれていたものが、CPAPを行うことにより、右の図のように鼻から空気を送り込まれ、塞がっていた気道を広げて空気を通りやすくしているのがわかるかと思います。
一口にCPAPといっても様々な機種(機能)やマスクのタイプがあり、また、その方の状況や体調、シーズンによっても使いやすさが変わります。
毎月の外来の際に、使用状況のデータの確認が可能ですので、必要に応じ設定やオプション機能をつけるなどして調整していきます。
(3)外科手術
扁桃や口蓋垂(俗にいうのどちんこ)を手術により切り取ってしまう方法です。
また、子供の場合は、扁桃肥大やアデノイド(のどの奥にあるリンパ腺)が原因で気道がふさがれ、無呼吸を起こしているケースが多いため、これらの摘出手術が行われます。
専門の耳鼻咽喉科の先生の診察で手術が有効的であると判断された場合に行います。
(4)マウスピース
上下の歯の間に器具を固定して、下顎を前に引き出し、のどを広げる方法です。
いびき症や軽度の無呼吸症で効果を出します。
歯科・口腔外科の先生との相談が必要です。
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